こんにちは、ロディーナ代表のキッカワです@rodinakikkawa

先日、こんな記事を書きました。お客さんとたまたま話してた自動シャンプーの事を書いた「気持ちいい」って感覚は機会にはまだ表現ができないんじゃないかってブログ。

人が「気持ちいい」って感じる感覚は、まだまだデジタルでは表現できないのかもしれない

で、去年くらいにこんな記事を書きました。

カンブリア宮殿で特集された「QBハウス」の放送を見て思うこと。

このブログの中で僕はこんなことを書いてる。

1番共感した部分は、入社した社員を最初の6ヵ月かけて10分で切れるようになるために徹底的に教育する。その6ヵ月間は現場には出ないで自社のトレーニングルームでみっちり教育を受けるわけですが、その間も給料は支払われて、そして6か月後には現場でカットできるようになってるっていう教育方法です。

これはロディーナでもいつか必ずマネしたいやり方です。新しい新卒が入社したらすぐにでも始めたいと思っています。

一般的に美容師が新卒からスタイリストデビューするまでに期間は2~3年です。この期間はサロンによって様々ですが、普通に考えたら結構長い時間じゃないですか。この時間をボクは短縮したい。

この間はアシスタントとしてスタイリストのサポートをしながらトレーニングをつんでスタイリストを目指していくわけですが、当然ですがその間は売り上げを上げることはできません。サロンによってはアシスタント時代にマツエクとかで売り上げを作る仕組みを作っている所もありますが、ボクはアシスタントだからこそ、美容師としてサロンワークに集中することの方がそのスタッフのためになると思ってるので他のことはやらせたくないです。

ただ、経営側からしたら美容師のアシスタント期間が短ければ短いほどいい
だからと言って、ろくにカットもできないようなレベルのスタッフに入客をしたらお客さんに迷惑がかかってしまう

だからこういうトレーニングルームがあって、営業中に練習できる環境は、ボクもずっと前から取り入れたいと思っていた事なんです。そんな思いからロディーナが現在のお場所に移転した時に社内に営業中に練習できるスペースを作りました。

 

ボクは美容師のアシスタント時代はできるだけ短い方がいいってずっと前から考えてます。それは前にもブログで書いてます。それがこのブログ。

美容師の下積み期間なんてつまんない!短い方がいいに決まってる

なんかたくさんリンクを貼っちゃうとわけわかんないっすね笑

何が言いたいかっていうと、カンブリア宮殿のQBが特集されてた放送で写ってたヘアスタイルがめちゃくちゃ気になったってこと。どんなヘアスタイルだったかっていうと、あるお客さんがソフトモヒカンをオーダーしたんですが、実際に仕上がったヘアスタイルはラッシャー板前のような角刈りだった。

放送内では、入社して6ヵ月間は現場に出ないで、6ヶ月でサロンワークで10分でお客さんをカットできてようになるためにみっちり教育をすると言っていました。たしかにこの仕組みは技術者を早く育成出来るので、結果的に会社の生産性を上げる事につながると思いますし、アシスタント時代を短くすると言う所では、とっても共感できる部分です。でも仕上がりがソフトモヒカンじゃなくて角刈りでもいいのかな?と、そこに違和感を感じました。「切り方」で教育されるとこういう事になっちゃうんですよね。徹底的に効率化されたサロンワークは、きっとカットのマニュアルも徹底的に効率化されてるでしょう。そして、こういう効率化されたことはロボットの方が得意だよなって思った。

放送内でMCの村上龍さんが「この仕事はロボットにはできないよね」っておっしゃってましたが、あのくらいのヘアスタイルだったらロボットにだって出来るし、逆にロボットの方が上手いんだろうなってボクは思った。ただ切るだけの効率化された角刈りカットだったらミリ単位でカットできるロボットの方が絶対にうまいです。

美容室や床屋さんの仕事はロボットにはできないって言うけどボクは出来ると思う。今のテクノロジーだったら、今よりも安くて正確な角刈りなんて楽勝でできると思う。

だってガソリンスタンドの自動洗車機と同じような感じですよね。車に機械がぶつからないようにセンサーで車の形を認識しながら洗車できますもんね。頭にハサミがぶつからないようにセンサーで頭の形や耳の位置くらい認識できないはずがないと思いませんか?

そんなロボットは今の所まだないけれど、今のテクノロジーではそのくらいのことはカンタンに出来ると思ってるし、もしかしたらどこかの企業がもう開発してるのかもしれない。もし、そういうロボットが市場に出てきたら1番最初に淘汰されていくのはお客さんとの関係性が薄い安売り店になっていくでしょう。そのお店に来店しているお客さんの求めてることが「価格」や「利便性」ですからね。

今の最新技術はどこまで発達してるかボクにはわかりませんが、いつかはカラーやパーマなんかもロボットが出来るようになるんじゃないですかね

スキャナーのトンネルをくぐるとコンピューターが瞬時にお客さんの骨格、髪質、ダメージレベルを判断して、何万通りのヘアスタイルの中から、今の状態でできるそのお客さんに似合うヘアスタイルをいくつかピックアップしてくれて、お客さんが選択してお客さんのデータとヘアスタイルのデータがインプットされた食券みたいなものを買う。そしてロボットに食券みたいなものをいれてデータを読み込んでもらう。後は自動でロボットが短時間でやってくれる。

なんかこんな感じ?
これだったらソフトモヒカンンをオーダーしても角刈りには絶対にならないと思うんだ。

美容室にだって、いつかきっとこんな時代がやってくると思っていたほうがいい。来ないかもしれないけど、来るかもしれないって思っていた方がいい。多分お寿司屋さんだってロボットがお寿司を握る時代が来るなんて思ってなかったんだから。

でも、ロボットが握るお寿司だって普通に美味しいけど、またあの時握ってくれたロボットのお寿司が食べたいって感情にはなりませんよね。そこには「安い」とか「品揃え」とかの利便性しかないから。なんで回転寿司にいくのかといえば安くてそこそこ美味いから。じゃあもっと、安くてそこそこ美味いお寿司屋さんができたらたぶんそっちに行くと思う

そういう事です。

人間とロボットの決定的に違う所は、ボクは「好き」っていう感情だと思っています。

楽しいって感情や嬉しいって感情。家族を愛する感情、恋人を大切にする感情、仲間を思う感情。カットをするロボットにこういう感情を抱く人はおそらくいないでしょう。カットロボットの誕生日にケーキを差し入れしてくれるお客さんなんていないと思うし、旅行のお土産をロボットに持ってきてくれるお客さんなんていない。

人間がカットをする本質ってここにあるんじゃないのかなって思う。

いつか来るかもしれないそんな未来に美容師が淘汰されないためにも、お客さんに「好き」って言ってもらえる、そして僕らはお客さんの事をとことん「好き」になる。そんな美容師であり、美容室でありたいです。

 

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秋田県秋田市土崎出身、横浜市神奈川区在住。神奈川で多店舗展開する大手の美容室に13年間在籍し、2011年、横浜市神奈川区大口に美容室「rodina(ロディーナ)」をオープン。2013年に株式会社SKTカンパニーを設立。屋号であるロディーナの意味は「家族」。スタッフもお客さんも家族のような優しい関係でありますようにと、社名であるSKTカンパニーの意味は、「S」はスタッフ、「K」は家族や顧客、「T」は楽しい。スタッフもお客さんも自分やスタッフの家族も楽しい会社でありますようにという強い想いが込められてる。 吉川光洋の詳しいプロフィールはこちらから