歴史は昔から好きで、幼少の頃から歴史上の偉人の伝記を読むのが好きでした。

よくありがちではありますが、幕末に活躍した坂本龍馬が好きで、司馬遼太郎の「竜馬が行く」や武田鉄矢原作の漫画の「お〜い!竜馬」などは全て読みました。

とは言っても、歴史に詳しい人と歴史の話ができるかといえばそんなに詳しくはありません。バカなんで。

ボクがいつも学んでいる尊敬する美容室経営者の勝村大輔さんの私塾「フロリダ族」でこんな宿題が出されました。

映画の「ライフイズビューティフル」「ペイフォワード」「のぼうの城」か、現在放送中のNHKテレビ小説「まんぷく」のいづれかを見てビジネスの気づきを書くという宿題です。

実はボク、映画が苦手で(長いから)、この宿題はボクにとってかなりきつい宿題ではありましたが、歴史というキーワードから「のぼうの城」を選び、のぼうの城を見て書くことにしました。

のぼうの城という書籍も映画もあることは知っていましたが、どんな内容かは全く知らず、予備知識のないままのぼうの城を見たのですが、1回目の鑑賞では途中で眠りについてしまい、再度チャレンジ。

気をとりなおして2回目の鑑賞。

舞台は戦国時代、豊臣秀吉が天下統一を目前にし、関東を治める北条氏を制圧しようとする中で、石田三成率いる豊臣軍が北条の支城の一つ、忍城を攻略するという史実に基づいた話。

恥ずかしながら、忍城と言うお城も知りませんでしたし、忍城城主成田氏長の従兄弟で、本作の主人公で氏長に城を任され、三成率いる2万の豊臣の軍勢にたった500の軍勢で立ち向かった成田長親の事も知らなかったので調べたところ、とりわけ目立った武功もない武将で「でくのぼう」を略して「のぼう様」と領民から親しみを込めて呼ばれていた城主だったそうです。

なるほど、だから「のぼうの城」なんですね。

実際に物語の中には領民と田んぼで和気あいあいと仲睦まじくしている様なシーンもありました。

とりわけ目立った武功もなく、力も知力もない、そんな城主に豪腕の丹波と和泉、お茶らけてはいるが知的な感じのする酒巻といった家老が仕えている。この構図を見てボクは三国志を思い出しました。

丹波は関羽、和泉は張飛、少し違いますが酒巻は諸葛亮孔明、のぼう様は劉備玄徳。

のぼうの城を見てとても印象に残ったはのが、なぜ、丹波や和泉や酒巻といった武将たちが「のぼう様」こと成田長親を慕っていたのかという事。

劇中で丹波が領民に豊臣軍と戦になると告げると領民たちは猛反発して、なぜ戦になるのだと、誰が戦をやると決めたのだと問い詰め、丹波が「長親が決めた」と言ったら、領民たちは「なんだのぼう様か、だったらやるか」といったシーンがありました。

こういった状況は仕事をしていてもあり得る事だと思います。

従業員のいる経営者やチームのリーダーは状況に応じてあらゆる決断に迫られる事は大きい小さいに関わらず日々起こります。その決断によって会社やチームにどんな未来が待ってるにせよ、その方向に進んでいく事になる。その時にどんな士気でそのプロジェクトに立ち向かっていくのかは、やはり経営者やリーダーの「徳」にかかっているのかなと考えさせられる映画でした。

武功もあり名の通っている武将が率いる軍勢でしたら説得力もあるのでしょうけど、今回の主人公の成田長親のようなリーダーには世の中の経営者やリーダーは学ぶべき事がたくさんあるのではないでしょうか。

特にボクのような小規模の会社を営んでいる経営者は、スタッフの関わり方について多く学ぶべきものがありました。

実績や利益を優先し、トップだからといって踏ん反り返って偉そうにするわけでもなく、領民と一緒に農業を楽しみ、国の豊かさや楽しさに重きを置く、領民や家臣から慕われてる長親の決断だったからこそ、敗北濃厚の天下の豊臣軍との戦に士気高々と立ち向かっていき、結果的に北条氏の小田原城が降伏してからも、長親率いる500人の忍城だけが奇跡的に持ちこたえる事ができたのではないでしょうか。

経営者やリーダーは何を優先すべきか。考えはそれぞれあるとは思いますが、ボクは「のぼう様」こと成田長親の人柄にとても共感する部分があり、長親のような経営者でありたいと背筋を正したくなるような思いで鑑賞してました。

映画は苦手ですが、自分の軸がぶれそうになった時に、また「のぼうの城」を観たいと思います。

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秋田県秋田市土崎出身、横浜市神奈川区在住。神奈川で多店舗展開する大手の美容室に13年間在籍し、2011年、横浜市神奈川区大口に美容室「rodina(ロディーナ)」をオープン。2013年に株式会社SKTカンパニーを設立。屋号であるロディーナの意味は「家族」。スタッフもお客さんも家族のような優しい関係でありますようにと、社名であるSKTカンパニーの意味は、「S」はスタッフ、「K」は家族や顧客、「T」は楽しい。スタッフもお客さんも自分やスタッフの家族も楽しい会社でありますようにという強い想いが込められてる。 吉川光洋の詳しいプロフィールはこちらから