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サムネイルの写真は大口駅から来た時の商店街の入り口です。
この大口の街で商売を始めさせてもらって約7年、この商店街に移転してきて2年。
ボクは誠実だっただろうか?誠実なスタッフが育つために教育をしていただろうか?
サッカー馬鹿かっちゃんのこの記事を読んでふと考えました。↓クリックして読んでみて下さい。
ちょっと1部を抜粋しますね。
先日、用事があって60歳を越える女性美容師に会いに行きました。わずか8坪ほどの小さな美容室でした。店名はおそらく彼女の名前をそのまま付けているのだろう。本当にこじんまりとしたスペースで年季を感じます。
店内には2人のお客さんがいました。2人とも80歳くらいの上品な感じの御婦人でした。60歳を越える美容師が80歳を越えるであろうお客さんのパーマをかけている。その光景は驚きでした。
正直なところ、定年はないとはいえ、特に男性美容師の仕事はせいぜい40歳くらいで現場を引退、独立して経営に専念するものだと思っていました。
40歳を超えて、なおかつ独立もせず、役職の肩書きもないまま現場で勤しむ。そういう状況に陥る男性美容師をボクは勝手に負け組だと決めつけていました。(最低だね)
しかしそうではありませんでした。前述の女性美容師から滲み出ていたもの、それは誠実さでした。目の前のお客さんを大切にしつづける、生涯かけて職を全うする。その姿が美しくないはずはありません。
どんな状況であれ、誠実さを絶やさず目の前のお客さんと向き合いつづける彼女の風格に圧倒されました。
誠実とはなんだろうか。調べてみたら「人や物事に対する姿勢から真心を感じられる事、真面目で偽りがない事」だそうです。嘘偽りがなく、人が喜んでくれることをいつも考えてるといった意味だそうです。
彼女の誠実さとは目の前にいるお客さんへの誠実さはもちろん、近隣店舗とのお付き合いも当然だし、その街での振る舞いひとつも誠実さとしてお客さんに伝わっているからこそにじみ出ていたものなんでしょうね。ものすごく伝わってきます。
この記事を読んで改めて自分は誠実だっただろうかと考えた。つい先日、相棒のまっちゃんとお茶をしていました。
まっちゃんとの会話でも、繁盛店はこの街に選ばれたお店なんだよって会話が出ました。当然だけど、どのお店も繁盛店になれるわけではありません。街に選ばれるお店、街の人に認められたお店だけが繁盛店なれる。一朝一夕では成し得ない毎日の誠実さの積み重ね、社長が積み重ねた誠実さとスタッフが積み重ねた誠実さが街に認められて繁盛店へと成長していくんだと思う。
誠実さに欠ける行為なんてすぐに見透かされます。例えば、ロディーナに来てくれてるお客さんのほとんどがボクに奥さんも子供もいることは知っています。にも関わらず、違う女性といい仲になっていたとなればそれは誠実さに欠ける行為だと思う。ボクが商店街でポイ捨てしたとしたらそれは誠実さに欠ける行為だと思う。そして誠実さに欠ける行為が人から人に伝わっていく。
誠実さをコツコツと積み重ねて信頼を得る。でもその信頼は誠実さに欠ける行為で簡単に崩れ去る。だからこそ、日々嘘偽りのないありのままの自分でいること、相手が喜んでくれる事を日々考えて行動する事、「誠実」であり続ける事が大切なんだと、かっちゃんの記事を読んで深く感じました。
大好きな大口の街にもっと選んでもらえるようになりたいね。
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