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こんにちは、ロディーナ代表のキッカワです@rodinakikkawa
美容師にとって技術の向上に努めることは大切です。美容師はヘアスタイルを売っているんだから。これは紛れも無い事実です
だから、お客さんは絶対に下手な美容師にやってほしくないって誰だって思ってます。一方で、上手い人と下手な人の技術の差なんてお客さんにはほとんど分からないのが現状でもあります。あまりにド下手なカットだったらわかるけど、そこそこのレベルだとはっきりいってボクにもわからない。ヘアスタイルとはそのくらい抽象的なものだとボクは思っています。
美容師のボクにはお医者さんの腕がわからないし、大工さんの腕がわからない、クリーニング屋さんの腕がわからないのと同じ感覚なんじゃないかなとボクは思ってるんですね。
だったらお客さんは何で選んでるのか?
それは自分がそのお店を、あるいはその美容師さんを「好き」か「嫌いか」。ただそれだけなんじゃないでしょうか。
技術が普通でも自分の好きな人にやってほしくないですか?技術がいくら上手くてもキライな人になんて絶対にやってほしくないですよね。
何度も言ますが、お客さんにとってはそんなに技術の差なんてわからないんだから。てか、技術の差がわからないとかそういう問題じゃなくて、プロである以上、上手いのが当たり前なんですけどね。現に下手な美容室はどんどんつぶれていってますよね。
美容師としてサロンに立ってる以上、お客さんから見たらプロの美容師です。お客さんにとっては技術が上手いのは当たり前。だからお客さんに喜んでもらうために練習するのは当たり前。プロ野球選手だってJリーガーだって練習してるんだから。練習したくない奴は早めに美容師を辞めましょうしょう。でもそれ以上に大切なのは、いつも来てくれてるお客さんをもっともっと好きになって、お客さんにも好きになってもらう努力や工夫をもっともっとしないといけない。サロンに来てくれた時にいかにお客さんが喜んでくれるか、次に来る時までの離れている期間でも、どうやってお客さんとつながって、そして喜んでもらうのか。その努力と工夫をすることが大切。
それはプライベートの人付き合いでも同じことですよね。だから仕事と遊びはつながってるんです
師匠の藤村正宏先生がよく言ってる「仕事のような遊び、遊びのような仕事」はそんな意味も含まれてるんじゃないでしょうか
もうカットが上手いだけじゃ人気は出ません。カットが上手いだけじゃなくて、どれだけお客さんに好かれているか、どれだけお客さんと仲良しか、が大切です
でも、ただお客さんに好きになってもらうんじゃ虫が良すぎますよね。その前にまずは自分からお客さんをとことん好きになってとことん喜んでもらいましょう。だって毎日の人付き合いもそうじゃないですか。相手に喜んでもらう事が大切って事は、それはなにも仕事に限ったことじゃないとボクは思います。
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