最新記事 by 吉川 光洋 (全て見る)
- ロディーナがヘアスタイル以外のキャッシュポイントを複数つくる理由 - 2021年8月7日
- プロセス・エコノミーという考え方を美容室の教育と掛け合わせてみる - 2021年7月18日
- 新卒採用と教育の強化、その先に見る未来 - 2021年6月18日
こんにちは、ロディーナ代表のキッカワです@rodinakikkawa
ここんとこはおかげさまで連日お客さんがたくさん来て頂いて、本当にありがたいです。どのくらい忙しいかっていうと、スマホをゆっくり見れなかったり、お昼ご飯がゆっくり食べられなかったりする位。食べられたとしても5分位で口の中にかき込んでサロンワークに戻る感じ。本当に本当にありがたいです。とってもありがたいんですが、ほんの少しだけ引っかかることがあるんです。
ちょっと話はずれるけど、美容室をやっていると、あるいはお店を任されるようになってくるとこの業界でよく耳にするのが『生産性』って言葉。美容室で言ったら従業員の1人頭の売り上げってこと。美容室はこの『生産性』の数字が極めて低い業態なんです。
美容業界では、生産性が60万あるとまあまあいい経営状態だっていわれています。まあまあいい経営状態っていうのは、企業としてそれなりの福利厚生を実現できる経営状態ってボクは考えています。お店がやっていけなくなるって事ではありません。実際は生産性40万前後でもお店はやっていけます。かなりきついですけどね。
まあ、60万がいいって言っても一概には言えません。例えばうちみたいに借り入れのある会社はもっと必要だろうし、都内の一等地にお店を構えるサロンなんかは家賃もそれなりに高いでしょうから60万じゃ足りないって所もあると思うし、逆に地方のサロンだと都内に比べると家賃は格段に低いので、ランニングコストもそれほどかからないから60万あれば十分一般企業並みの福利厚生を実現できてるって所もあるかもしれません。
じゃあ、会社の福利厚生を充実させるために生産性を上げて行きましょう、って言ってもそこには少しリスクもあるんじゃないかって最近思うんです。そのリスクがボクの引っかかるところ。スタッフの健康状態です。
生産性が60万を超えてるってまあまあ結構忙しいですよ。どのくらい忙しいかって言ったらさっき書いたような感じです。食事もゆっくりとれないでいる。この状態って、長く健康で美容師を続けるって考えたらあんまりいい状態ではないんじゃないかって思うんですよね。もちろん経営面だけで言ったらだいぶいいです。うちは借金がまだまだまだあるのでまだまだ一般企業並みの福利厚生にはほど遠いですが、それでも経営面のことだけを考えたらおかげさまですが少しは心には余裕が持てるようになりました。お客さんが少なかった日が続いたって焦ることはなくなりましたから(笑)
それでも、いくら会社の状態が良くったってスタッフが体を壊したら元も子もない。そういう所こそもっともっと改善していかないといけないなって思う今日この頃です。だってスタッフの健康が一番大切ですからね。
コメントを残す