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こんにちは。吉川光洋(@rodinakikkawa)です。
この記事を書いているボクは、横浜市神奈川区の大口という街にある『株式会社SKTカンパニー』という会社の代表をしていて、何をしている会社かというと「rodina yokohama(ロディーナヨコハマ )@rodina0608」という美容室をしたり、発毛をしたり@hatumocare 、「訪問美容のyou-me(ユーミー)@youmeyokohama」という訪問福祉美容事業をしたり、「セルフホワイトニングサロンlipsy(リプシー)横浜大口店 @lipsyrodina」という歯のセルフホワイトニングのFCサロンの運営をしたりしています。
ボクの会社のやってることをまとめたリンクツリーを張っておきます。
今年ももうすぐ終わりそうですね。
2020年は新型コロナウイルスに翻弄された1年になってしまいました。きっと来年も続くでしょう。
求人に関しても、美容学校にいけない状況が続いていて、学校の就職ガイダンスなども開催中止とのお知らせが各学校から届き、今までやってきた従来の採用活動はなかなか難しい状況で、ほとんどがオンラインの採用活動になりました。
コロナをきっかけに今後もこのようなオンライン中心の採用活動に変わっていくんだろうなとは感じています。
2021年の新卒の採用活動は2月位から始めていましたが、面接は8月3日から始めました。
理由は特にありません。
なんとなく、たくさんの学生と出逢いがあったのでそろそろかなと思ったので。
8月3日より2021年度の新卒採用募集を開始します。
一緒に面白いことをしましょう!https://t.co/YpMQkRhAP4— rodina yokohama(ロディーナ)@春に新店舗出店の為21年新卒追加募集中/中途も募集中 (@rodina0608) July 22, 2020
面接は8月からでしたが採用活動は2月から初めていて、ここまでくる間に小規模サロンのロディーナとしてはたくさんの美容学生さんとの接点があったと思っています。
やっぱり新卒採用はガイダンスなどで出逢った学生さんの分母が大きければ大きいほど採用の確立は上がりますね。今年はそのことを実感しました。
美容室の求人事情は厳しい
美容室の求人は超売り手市場です。
全国約1万8千人の美容学校卒業生に対して、全国約24万の美容室。
細かく言えば何十店舗もある企業もありますので、一概に24万軒の美容室とはいえませんが、それでも就職を希望する美容学生よりも、採用したい企業数の方が圧倒的に多いのは数字を見ても明らかです。
なので、普通にやっても大きな企業には勝てないと思い、今年から少し新卒採用のやり方を変えてみたんですが、おかげさまで結構うまくいきました。
来年の採用活動に向けて結構手ごたえを感じてます。
来年の新卒採用は3人~5人を目標にしていて、もしかしたら達成するかもしれないし、しないかもしれません。
ですが、もし大成功したら、この事例はたくさんの小規模サロンさんの新卒採用に役立つと思うので、自分自身の備忘録としても記事として残しておきます。
求人活動のシナリオを変えてみた
今年はたくさんの美容学生さんとの接点がありました、というのは先述した通りです。
今のところ(2020年12月24日現在)の成果としては、実際に接点を作れた学生さんが40人、オンラインも含めて会社説明会やサロン見学に来てくれた学生さんが11人。
採用目標が3人でしたので、うちの規模でこの数字にはかなり手ごたえは感じていました。結果的に目標を達成したので大成功と言えます。
何をどう変えたのかというと単純に今までで一具体的には2つです。
まずは今までで一番「お金」を使って学生さんとの接点の場を作りました。そして、お金を使って学生さんとの接点の場を作ったのにも関わらず、あえてうちの会社説明よりもまずは学生さんにとって「役立つ情報の提供」をしました。
大きく変えたのはこの2つです。
1つずつ解説していきますね
何にいくら使ったのか
具体的に何にいくら投資をしたのかというと、
セイファートさん(リクエストQJ)の横浜開催の就職ガイダンスとミニパンフレットを作成して全国の美容学校に設置してあるラックに置いてもらうのと、主に東日本にある美容学校約120校に自社パンフレットの郵送を代行してもらうサービス。
合計で585,700円。
一生美容に恋する会さんが美容学校の生徒さんの前でプレゼンする指導をしてくれて、実際にプレゼンの場を作ってくれるのに319,000円。(初回契約料121,000円が入ってます。通常年間198,000)
リアルさんというオンラインで美容学生さんとつなげてくれるてオンラインでサロン見学がサービスに¥336,600円
自社パンフレットに¥65,171円
学校訪問や学校主催のガイダンス参加の交通費に約¥100,000
合計で約¥1,400,000とざっくりこんな感じ。
パンフレットは自社制作(ボクが作った)なので印刷代のみ。労働コストは入れてません。
今まではすこしでもコストをかけないでと思い採用の仲介業者さんには依頼せず、突然電話してアポを取って地道に学校を回ったりしてとやってきましたが、業者さんはすでに学校との関係が出来ているのでここはお金をかけた方がいいかなと、今年の感じでそう思いました。
会社のパンフレットはプロが作るクオリティには程遠ですがまだ自社制作でいけそうです。
リアルさんのオンラインのサービスは、紹介してもらったのがコロナ前だったので面白いサービスだなと思って契約したんですが、今となっては誰でもZOOMで簡単に開催できることに気づいてしまったので来年の契約しません。
しっかりお金は使うべきところで使う。
会社を発展させていくためには当たり前のことかもしれませんが、作用活動でもそれを実感した一年になりました。
役立つ情報を提供した
美容学生にとって一番幸せなことってなんでしょうか。
しゃべりがうまい人や感じのいい人がうまい事言って自分の会社に入社させることでしょうか。
ボクは違うと思う。
学生さんにとって一番幸せなことは、自分に合う美容室を見つけて、お互いに成長し続けながら活躍できることだとボクは考えます。
だとするなら、うちができることはと考えたのが、ロディーナの会社説明よりも美容学生さんがどうやったら理想の美容室を見つけられるのかのお手伝いでした。
どうやったら理想の美容室を探せるのか、それって長く美容師をやってる人ならなんとなく気づいてますよね。
正解はないかもしれませんが20年以上美容師をやってるボクが、「もし今の知識と経験を持ったまま若くなって美容室への就活をするんだったらこんなことを大切にして就職先を探すよな」っていうボクなりに考えた6つのことを採用担当と共有してガイダンスなどで伝えてもらいました。
業者さんが主催するガイダンスにお金をかけて参加して、うちの紹介はほとんどせずにあえてそれに徹底してもらいました。
うちの紹介は最後にホント軽く流す程度。
ボクらは自分のサロンに入社してもらいたくて一生懸命自分のサロンのことをアピールをするけど、その子にとって見たらロディーナに入ることが一番のしあわせじゃなくて、その子の性質に合う美容室に入社する事です。
決してロディーナに入社することがしあわせじゃないんです。
それでもロディーナの話をもっと聞いてみたいって学生さんには、もう一度、今度はしっかりとした自社開催の会社説明会に足を運んでもらうか、オンラインで会社説明会を開催して参加してもらいました。
本当だったら会社説明会に来てくれた時点でうちにうちにってなりたい気持ちはありますが、ここでもやはり、もっとちゃんと他のお店も見た方がいいよと就活の成功を応援して送り出しました。
美容師をやめる理由のほとんどが、「人間関係」「職場の環境」「思ってたのと違う」なので、しっかりと見て、空気を感じて、疑問点がない状態でスタートしてほしい。
せっかく美容師になるんだったら、長く美容師を続けてもらいたいので。
ボクはそう考えます。
学校訪問は仲良くなってからでいい
学校訪問に関してですが、これはあくまでもボクの持論です。
サロンワークしてても思いますが、やっぱり知らない人から営業の電話きて、断りづらい雰囲気で忙しいのにアポ取らされて実際に会うって結構つらいです。
全く知らない業者さんなんかはその場で電話もつながないでお断りしてもらいます。
だとするなら、移動のコストと知らない人と話すコミュニケーションコストを考えたらむしろお互い避けた方がいいと考えます。
最初はお金はかかりますが、すでに学校とのつながりがある業者さんが主催するガイダンスに参加して、縁があった学生さんとつながって、そこで運よく入社につながったら、そこで初めて「卒業生」という共通言語で学校の先生とのご縁を深めていった方がいい。その方が美容師側も先生側もいいはずです。
お互い知らないもの同士で共通言語もないまま、時間とお金をかけて会いに行ったとしても深いつながりになれないのは明らかですし、その時間とお金がもったいない。
でも何もしなかったら学生とのご縁が作れないので、そこは業者さんの力をお借りしてガイダンスに参加したりパンフレットを郵送してくれる代行するサービスを利用した方が絶対にいいです。
去年からパンフレットの郵送代行サービスを利用させてもらってます。
届いたころを見計らって電話でご挨拶をさせて頂くくらい。
卒業生がいたら近況報告も出来るんですが、そうじゃなかったらホントご挨拶程度です。
それでも全く知られないよりは、記憶の片隅くらいに知ってもらえるのとは雲泥の差です。
実際にガイダンスのお誘いもありました。
でもやっぱり学校とは、卒業生がいて初めて仲良くなれるし、卒業生が辞めないで活躍してくれてたら信頼も得れる。
入社後に卒業生を愛情込めて育てたら自然といい関係になっていきます。
最初からいきなり学校の先生と仲良くなろうなんて虫が良すぎです。
こんなご時世ですのでなかなか移動がむずかしくなり、学校さんもオンラインでご挨拶させて頂けるところも増えてくると思いますが、まずは入社してくれたスタッフをちゃんと育ててから信頼を得るようなスタンスで行こうかと思っています。
まとめ
今年やった採用活動の備忘録な感じで書いてきましたが、ガイダンスや会社説明会のスタンスを変えたことが一番の変化でした。
少しだけ早く美容業界に入っているボクたちが出来ることは、これから美容師になる学生さんが美容師になって長く活躍する事を応援する事。
だとするなら、自分の会社の事ばかりを一方的に話すのではなく、せっかく出逢った学生さんが自分に合うサロンに就職ができるように寄り添ってあげてもいいのかなと。
たとえそれが自分のサロンじゃなくても、出逢った学生さんを応援することができたらいいのかなとボクは考えます。
コロナで状況は変わるかもしれませんが、来年もいろいろ試しながら採用活動をしていきますね。
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