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こんにちは、ロディーナ代表のキッカワです@rodinakikkawa
アシスタントの頃、月1回カットのテストがありました。カットテストを1つずつクリアして行って、全部終わったらスタイリストになってお客さんを担当できるようになる。多分どこのサロンもそうだと思います。
テストを受けていた当時は、テストに受かることが目的で毎日遅くまで練習してたけど、何のためにテストを受けてるんだろうなんて考える余裕もありませんでした。とにかくテストに受かって早くスタイリストになりたい。その一心しかありませんでした。
それも大切なんだけど、テストに受かって、その技術を身につけたら誰が喜んでくれるのかをイメージできてたらよかったな。もしそれを若いアシスタントが意識できていたとしたら、ボクはそのアシスタントはサイコーの美容師になると思います。
最近、近所の美容室からお客さんが紹介されてきました。どうやらその美容室ではそのお客さんの髪にはパーマはかけられないってことで、ロディーナならかけられるって言われてうちに来てくれたみたい。なかなかありえない初回来店の理由ですが、おかげさまで店長のりゅうたがそのお客さんにパーマをかけて喜んでいただけました。
ロディーナは勉強しててよかったーって思った。
美容師は技術があって当たり前。だけど、ボクがこんなことを言ったらダメなんだけど、正直、めちゃくちゃ上手くなくても、そこそこの技術でも人柄が良ければお客さん選んでもらえるのも事実です。だけどそこそこの技術の美容師にヘアスタイルで悩んでる人の悩みを解決することは絶対にできません。
せっかく美容師になったんだからヘアスタイルで悩んでる人の役に立ちたいよね。時代遅れのダサい美容師になんてなりたくないじゃない。
「いつも仲良しの美容師さんにカットしてもらってるんだけど本当はヘアスタイルはいまいちなんだよな。」って思われるのってイヤじゃない。本当はカットが下手だから別の人にカットしてもらいたいんだけど長い付き合いだしって、仲のいい友達が美容師だからしょうがなく来てくれるようなお客さんばっかりだったらありがたいけど淋しいよね。
だってその仲良しのお客さん喜んでないんだもん。下手でもお客さんはとれます。だけど本当にヘアスタイルで悩んでる人の悩みは解決できなければ美容師としてどうかなって。
そう思いませんか?
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