産後の抜け毛は必ず治ります!気になる原因と期間は?
横浜市大口の美容室rodina(ロディーナ)の吉川(@rodinakikkawa)です。
ロディーナにいらっしゃるお客さまは、お子さまと一緒にご来店されるお客さまが多くいらっしゃいます。
お子さま連れでいらっしゃるお客さまは産後の方もたくさんいて、その多くのお客さまがお悩みなのが「産後の抜け毛」です。
産後の抜け毛はほとんどの女性が経験することですが、原因を知っていると不安な気持ちも少しは解消できるかと思い、今回は産後の抜け毛について記事を書いていきます。
ボク自身、2人の子供がいるので、奥さんの産後の抜け毛を目の当たりにしましたが、結構抜けるので驚きました。うちの奥さんは毛の量が多いので、多少抜けたくらいが丁度いいといっていましたが、髪の量が少ない方や、細毛の方は不安ですよね。
この記事が、今現在、産後の抜け毛にお悩みの方、あるいはこれから産後の抜け毛を経験する方のお役に立てたらうれしいです。
産後の抜け毛はホルモンバランスの変化と毛周期と生活リズムの変化が原因
産後の抜け毛の原因は
- 体のホルモンバランスの変化
- 毛周期(髪の毛が生えてくるサイクル)
- 生活リズムの変化
と言われています。1つずお伝えしていきますね。
妊娠出産による女性ホルモンの増減
産後の抜け毛の原因は女性ホルモンの変化です。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという種類があり、妊娠をするとこの2つの女性ホルモンは徐々に増えていくと言われています。妊娠後期に入るとその分泌量は妊娠前に比べるとはるかに多くなり、出産をすると、女性ホルモンの量は大きく減少すると言われています。
産前産後のこの急激な女性ホルモンの変化が、産後の女性の体や心の不調に大きく関係していて、抜け毛もその一つです。
女性ホルモンの減少と毛周期
1つの毛穴から髪の毛が生えてきて、抜けるまでのサイクルを「毛周期(もうしゅうき)」といいます。
髪の毛は、生まれてから3年~5年(女性は4年~6年)かけて活発に成長し、だんだんと活動が弱くなっていきます。
活動が弱くなった毛穴はそのまま活動を停止し、その停止期間は3か月~半年ともいわれていて、活動を停止した毛穴は、停止期間を経て再び活動を再開します。
これが毛周期といわれる髪の毛の一生です。
※参照 デミコスメティクス 髪と頭皮の基礎理論 髪の基礎知識 vol.2「ヘアサイクル」
この毛周期と女性ホルモンがどう関係してくるのかというと、女性ホルモンには髪の毛の発達をサポートしてくれる働きがあるからなんです。
先述しましたが、妊娠期間中は女性ホルモンの分泌が妊娠前に比べてはるかに多くなります。その期間は毛周期的に本当は抜けるはずだった髪の毛が、分泌量が多くなった女性ホルモンの影響で「正常に抜けない」という現象が起きてしまいます。
そして、出産を終えて女性ホルモンの量が激減するであろうタイミング、ようやく一息つける3~4か月目から本当は抜けるはずだった髪が一気に髪が抜け落ちてしまうんです。
生活リズムの変化が抜け毛を促進
赤ちゃんが産まれると、出産前とは生活のリズムが激変します。
夜中に起きて数時間おきに授乳をしたり、1日に20回~30回くらいおむつを替えたり、沐浴したり。
そんな慣れない生活のストレスと疲労が抜け毛を促進させてしまうこと十分にありえます。
産後の抜け毛はいつか必ず生えてくる
個人差はありますが、このような原因で出産を機に髪の毛は抜けてしまいますが、これはボクの美容師歴20年以上の経験なので確証はありませんが、出産8か月~10か月くらいで抜け毛は通常に戻ると考えています。たいていのお客さまがそうだったので。
そして、抜け落ちた毛穴はしばらくの間は活動を停止してしまうので、新しい髪が生えてくるまでには少し時間がかかってしまいます。
ですが、しばらくはいつもよりも髪の毛が少ない状態が続きますが、ハゲたわけではないので必ず活動を再開し、自然に元に戻りますのでどうか安心して下さい。
産後で髪が抜けてしまったらヘアスタイルのバランスも変わります。
出産前と同じようなヘアスタイルにはできないかもしれませんが、思い切ってヘアスタイルを変えてみるきっかけにもなると思います。
どのくらい抜けたか、あるいはどのくらい生え変わっていて短い毛があるのか、それによって合うヘアスタイルのバランスもありますので、その時は行きつけの美容師さんに相談して下さい。
ですが、子育て中だとなかなか美容室に行けないもの現実です。
もし、行きつけの美容室がお子さまと一緒に行きにくい美容室でしたら、キッズスペースや授乳ができるスペースやおむつ替え台があって、お子さま連れでも行きやすい美容室もたくさんありますので、ぜひそんな場所で探して、たまにはリフレッシュして下さいね。
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